滋賀県は元々が近江商人の地として知られています。織田信長が琵琶湖湖畔の安土山(現在の近江八幡市安土町)に安土城を築城し、天下統一の拠点とした後、楽市楽座という自由主義経済により城下は繁栄。宣教師ルイス・フロイスの著書には、当時の城下には7,000人の商人が住んでいたと記されています。多くの商人が近江を出て、全国はもとより、海を渡りベトナムやタイなど交易のあった東南アジア諸国へも進出していました。明治の近代化以降も近江商人は活躍。売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」を商売の基本とし、売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献するという姿勢が、社会事業の振興に大きく寄与したと言われています。
私たち「丸桝産業」は、そんな近江商人が大切にしてきた思想と姿勢を継承し、彦根を本拠地とし地域に貢献しながらも、全国各地に商品を流通しています。創業72年という歴史において様々な事業の変遷を経て、現在では空間ディスプレイのパイオニア的存在となっています。これからも、彦根発メイド・イン・ジャパンの商品であることにこだわり、斬新な発想で高品質かつ魅力的な商品を創み出し、「こういう商品が欲しい」という多種多様なお客様のニーズにお応えしていきます。そして、これからも、日本の「魅せる」を支えていきます。